グラボを活かすCPU選び
ぶっちゃけ、「CPUって何?」というレベルの知識でも、パソコンを使うことはできます。
しかし、ゲーミングPCを選ぶにあたっては重要な部品ですので、
これだけ知っていればゲーミングPC選びには困らない
というレベルの、最低限の知識を解説します。
通常のパソコンの性能を決めるのは、主にCPUですが、
ゲーミングPCにおいては、グラボが一番で、
CPUの性能が低いと、グラボの性能を十分に活かせないので、
それなりのCPUを選びましょうね、という話になります。
グラボの選び方は、下記のページにあります。
ゲーミングPC用のCPUとしては、大きく分けて
Intelというメーカーの Core i
AMDというメーカーの Ryzen
の2種類があります。
ここ数年は、Ryzenのほうが高性能と言われていましたが、
最新のIntel Coreシリーズは、かなり性能が向上しています。
IntelとAMDが競争してくれるおかげで、
CPUは安くて高性能なものが登場しています。
結論から言うと、2022年前半時点では、
最新のCoreシリーズから予算で選ぶのがおすすめです。
Intel Core
Intel Coreシリーズは、大きく分けて
- Core i9 (16コア24スレッド)
- Core i7 (12コア20スレッド)
- Core i5 (6コア12スレッド、12600のみ10コア16スレッド)
- Core i3 (4コア8スレッド)
の4つに分かれています。
主な違いはコア数です。
※最新世代の話です。旧世代のIntel Coreシリーズでは異なる場合があります。
最新世代のCore i7 だけに限定しても、
- Core i7 12700KF
- Core i7 12700K
- Core i7 12700
- Core i7 12700F
の4種類があります。
多いですね。
12700の、上2ケタが世代を表しています。
2022年2月現在、第12世代Coreシリーズが最新となっております。
AMD Ryzen

- Ryzen9 5950X
- Ryzen9 5900X
- Ryzen7 5900X
- Ryzen7 5800X
- Ryzen5 5600X
2022年4月、Ryzen5000シリーズに新たなモデルが追加されました。


過去のRyzenでは、X付きとXなしモデルが有りましたが、
Ryzen5000シリーズでは、単純に数字が大きいほうが高性能、と覚えておけば十分です。
5000シリーズですが、現行世代は第4世代Ryzenということになっています。
そして、コードネームは「Zen3」です。
ややこしいですね。
さらに、次世代(第5世代Ryzen)が、2022年後半の登場すると噂されていますが、
6000番台を飛ばして7000番代となる予定です。
第1世代 Ryzen zen 1xxx
第2世代 Ryzen zen+ 2xxx
第3世代 Ryzen zen2 3xxx
第4世代 Ryzen zen3 5xxx
第5世代 Ryzen zen4 7xxx(予定)
- Core i9 Ryzen9
- Core i7 Ryzen7
- Core i5 Ryzen5
- Core i3 Ryzen3
が、ライバル関係になります。
同じ数字だと、同じグレードということで比べやすいです。
しかし、現行世代では、Ryzen3は登場していません。
グラボの足を引っ張らないCPU選び

ゲーミングPCで最も性能を左右するのはグラフィックボード(グラボ)です。
ゲーミングPCの中には、CPUが高性能な割に、グラボはそこそこ、という機種もあります。
ゲーム第一に考えるのであれば、そういった機種は避けましょう。
ゲーミングPCを買う場合、予算に限りがある事が多いです。
CPUとグラボ、どっちも節約したくはない重要パーツですが、
CPUを節約したほうが、ゲームをプレイすることだけを考えれば不満は少ないでしょう。
なかには、CPUがCore i7なのに
グラボがRTX3050、という構成のゲーミングPCもあります。
この構成だと、さすがにグラボの性能が低すぎるので、
個人的にはゲーミングPCとは呼びたくないです。
ハイエンドCPUには、ハイエンドなGPUを搭載したグラボを選びたいところです。
Core i7やRyzen7なら、RTX3070以上のグラボでも十分に性能を発揮できます。
ゲーム以外の用途、例えば
- 動画を見る
- オフィスソフトを使う
- ビデオ会議
など、一般的に思いつくパソコンの使い方であれば、最近のCPUならだいたいこなすことができます。
- 動画編集
- ゲームプレイしながら配信
- CG制作
など、CPU性能が大事な作業もやってみたい、
というなら、CPUも妥協せず高性能なものを選びましょう。
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