『Escape from Tarkov』(エスケープ・フロム・タルコフ、以下タルコフ)は、FPSゲームです。
2017年から、β版が公開され、2023年1月現在でも、まだβ版です。
2022年の年末辺りから、プレイ動画の配信が増え、急激に注目が集まっているようです。
比較的後発のFPSのため、APEX Legendsや、VALOLANTなどに比べると、要求スペックは高くなっています。
タルコフの必要スペックと推奨スペック
タルコフの公式サイトにによると、最低スペックと推奨スペックは下記のとおりです。
最小スペック:
OS: Windows 7/8/10 (64ビット)
CPU: デュアルコア 2.4 GHz (Intel Core 2 Duo, i3), 2.6 GHz (AMD Athlon, Phenom II)
メモリ: 8 GB
グラボ: DX9 対応グラボ (VRAM 1GB)
ディスク容量: 8GB以上
推奨スペック:
OS: Windows 7/8/10 (64ビット)
CPU: クアッドコア 3.2 GHz (Intel Core i5, i7), 3.6 GHz (AMD FX, Athlon)
メモリ: 12 GB
グラボ: DX11 対応グラボ (VRAM 2GB)
ディスク容量: 8GB以上
OS: Windows 7/8/10 (64 Bit)
ちなみに、Core 2 Duoというのは、Core iシリーズ以前のインテルCPUで、2006年~2008年頃に発売されていた、今となっては骨董品と言って良いCPUです。
ゲームとしてそれなりに楽しむには、60fps以上のフレームレート、ゲーミングモニターならそれ以上のフレームレートが出るPCを用意したいです。
60fpsを切るようですと、「パソコンがショボくて負けた」というがっかり感が出てきます。
タルコフは、今のところ144fpsが最大値のようなので、240Hzのモニターなどを用意しても意味がありません。
タルコフの快適に遊ぶためのPCを性能をパーツ別に
タルコフを快適に遊ぶためのゲーミングPCの見極めには、
の3つが重要です。
他のパーツもありますが、今どきのゲーミングPCは、だいたいSSDが搭載されていますし、電源容量はグラボに合わせて必要十分なワット数が選択されているので、あまり気にしなくても良いでしょう。カスタマイズした場合はその限りではありませんが。
グラボ・・・フレームレートを決めるメインパーツ
タルコフに限らず、ゲームの性能を決めるメインパーツです。
高いゲーミングPCは、高性能なグラボを積んでいます。
タルコフは、グラフィックがかなり描き込まれているため、要求スペックはかなり高めです。
予算が許す限り、いいグラボを搭載したゲーミングPCを選びたいところです。
CPU・・・12世代Coreシリーズが無難
CPUは、PCの性能を決めるメインパーツ。
しかし、ゲーミング性能を考えると、グラボに次いで2番手となります。
ゲーミングPCの性能はグラボでほぼ決まりますが、あまり性能の低いCPUを選択すると、グラボ性能を十分に発揮できません。
Intelの第12世代Core プロセッサは、急激に性能が向上し、それまで押されていたRyzenシリーズよりもゲームング性能が向上しました。
最新は13世代ですが、コスパを考えると、12世代で十分です。
2023年現在、新品のゲーミングPCは、大体12世代以降のCoreプロセッサを積んでいることが多いので、選択肢が多くのが良いです。
メモリ・・・最低16GB、32GBあれば安心
APEXやVALOLANTなどの先発FPSと比べると、タルコフはかなりのメモリ食いのようです。
最低でも16GBは欲しいところです。
現代のゲーミングPCなら、だいたい16GB以上搭載しているので、それほど神経質にならなくても良いでしょう。
マップによっては、大量のメモリを消費することもあるようなので、32GB搭載していれば、安心できます。
ブラウザなど、他のアプリを同時に起動していると、その分消費メモリは増えます。
グラボやCPUに比べると、メモリの価格は安いので、32GB搭載しておくのも手です。
スペックを変更できるゲーミングPCの場合、メモリを16GBから32GBに増設するには、1万円台というところが多いようです。
タルコフの快適に遊ぶためのゲーミングPC(安い順)
予算別に4台のゲーミングPCをチョイスしました。
Core i3-12100 × GTX 1650で11万円台
タルコフを遊ぶのに最低限のグラボ、「GeForce GTX 1650」を搭載しています。
画質を中程度に落とせば60fpsで遊べる程度で、性能よりコスパという方におすすめです。
このクラスですと、動作が重いゲームは快適に遊べません。
CPUはCore i3ですが、12世代になって性能がかなり強化されました。
GTX1650との組み合わせでは、足を引っ張ることはないでしょう。
欲を言えば、メモリとSSDの容量を増やしたいですが、せっかくのコスパが微妙になるのが悩ましいです。
CPU:Core i3-12100
グラボ:NVIDIA GeForce GTX 1650
メモリ:16GB (8GBx2枚) DDR4-3200
ストレージ:500GB SSD
電源ユニット:500W 80PLUS BRONZE認証
OS:Windows 11 Home 64bit版
Core i5-12400 × RTX 3060で16万円台
タルコフでウルトラ画質で100fps以上、少し画質を落とせば144fpsも狙えます。
現状、タルコフはレイトレやDLSSに対応しておりませんが、今後DLSSに対応予定という話もあります。
タルコフだけでなく、重いゲームでもそれなりに遊べるスペックとなっております。
期間限定セールを付けば、さらにお得に購入することも可能です。
CPU:Core i5-12400
グラボ:NVIDIA GeForce RTX 3060(VRAM 12GB)
メモリ:16GB (8GBx2枚) DDR4-3200
ストレージ:500GB SSD
電源ユニット:500W 80PLUS BRONZE認証
OS:Windows 11 Home 64bit版
Core i7-12700 × RTX 3070で22万円台
RTX 3070は、比較的重いタルコフでも、フルHDで130fps前後、WQHDで90fps前後は狙えます。
Core i7-12700は12コア、20スレッドと言う怪物CPUです。
できれば、メモリは32GBにしておきたいですね。
CPU:Core i7-12700
グラボ:NVIDIA GeForce RTX 3070(VRAM 8GB)
メモリ:16GB (8GBx2枚) DDR4-3200
ストレージ:1TB SSD
電源ユニット:750W 80PLUS GOLD認証
OS:Windows 11 Home 64bit版
Core i7-13700F × RTX 4070Tiで32万円台
最新のグラボ、RTX 4070Tiに、これまた最新のインテル13世代Coreプロセッサ、Core i7-13700Fを搭載しています。
RTX 4070Tiは、前世代の格上グラボである、RTX 3090を上回るケースもあるようです。
最新パーツてんこ盛りなだけあって、価格も一気に跳ね上がりますがパフォーマンスもアップしています。
4Kでも快適にタルコフを遊びたい、どんなに重いゲームも快適に遊びたいという人向けです。
でも、FPSってフレームレート命なので、ガチ勢はわざわざ4Kで遊ばないような気はします。
フルHDモニターで遊ぶなら、ここまでのスペックは必要ありません。心の余裕は得られると思いますが。
標準でメモリが16GBになっているので、このクラスなら、32GB以上にしたほうがバランスがいいでしょう。
CPU:Core i7-13700F
グラボ:NVIDIA GeForce RTX 4070Ti(VRAM 12GB)
メモリ:16GB (8GBx2枚) DDR4-3200
ストレージ:1TB SSD
電源ユニット:1000W 80PLUS GOLD認証
OS:Windows 11 Home 64bit版
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